リアルで美しい星空の再現と様々な天文現象を正確にシミュレーションすることができる天文シミュレーションソフトウェアです。国内では標準的に使用されているPC用の純国産天文シミュレーションソフトウェアで、1992年のPC-9801用 DOS版発売から長きにわたり、数多くの天文ファンや研究者に愛用されてきました。最新版の11では新たにステラパネル、17億個の恒星データで再現した天の川、可視光線以外の波長で見た宇宙の姿を表示するマルチバンド星図、DSS画像による全天の高解像度画像を星図にマッピングした写真星図などの新機能を搭載しています。
ソフトウェアのみの「ステラナビゲータ11」と、ソフトウェアにガイドブックが付いたお得なセットの「ステラナビゲータ11+公式ガイドブック」、ガイドブックのみの「ステラナビゲータ11公式ガイドブック」を販売しております。下記動作環境をよくご確認の上お求めください。
新機能
ステラパネル

見たい現象などを横断的に一覧・検索することできます。鏡の空や観望ガイドなどの情報を集め、素早く選択し再現することができます。検索ボックスでは天文計算からプラネタリウム番組の解説まで、機能の種類に関わりなく検索ができます。
美しい天の川表示

Gaia星表から作成した新しい天の川が表示されます。サーベイデータから作られた17億個の恒星データを用い、リアルで美しい天の川が再現されます。
マルチバンド星図

様々な波長で捉えた星空を全天に重ね合わせる機能が搭載されました。紫外線や赤外線などの肉眼では捉えられない宇宙の 姿を表示できます。
写真星図モード

全天サーベイデータによる画像を星図に重ねて表示することができます。星表データだけでは確認しにくかった星雲・星団などの位置や形状を確認することができます。
上記以外にもIAUで決定された恒星の固有名に対応、星雲星団のニックネーム増強、新星、超新星の発見者名などの表示、増光する様子のシミュレートもできるようになりました。
従来のステラナビゲータが持つ様々な機能を引き継いでいます
天文シミュレーション機能

多くの天文現象は物理法則に従って発生することから日時・場所等を指定することで再現することができます。ステラナビゲータでは恒星の位置は0.1秒角の精度、月・惑星の位置は1秒角の精度で計算することができ、高い精度でのシミュレーションが可能となっています。大きな現象はプリセットが用意され、簡単に様々な現象を再現することができます。
彗星の尾や流れ星の跡などは数値計算によるシミュレーションを行い再現します。また、天文計算ツールにより日食や月食、惑星などが近づく「会合」を条件を絞って計算し検索することができます。
視野円、写野角表示

対象の導入や撮影時の構図決定に役立つ機能です。視野円は角度で指定した直径の円形の枠が表示されます。ファインダーの実視界に合わせて表示させ導入時の補助にしたり、使用する鏡筒と接眼レンズから実視界を計算し、惑星等の見える大きさを調べるなどの用途に活用できます。写野角はカメラの機種、焦点距離を指定することで矩形の枠が表示されます。撮影時に構図を決めるために役立てることができます。
上画像は円形の枠が視野円7°の視野円、矩形の枠は撮像素子がAPS-Cのカメラに300mmのレンズを搭載した状態の写野角を表示させたもの。
架台の制御

対応する架台をステラナビゲータから自動導入の制御を行うことができます。導入を行いたい対象を星図から選択し実行することで簡単に導入が可能です。架台の初期設定を行ってからステラナビゲータと接続を行う必要があります。PCと架台を接続するには別途対応するケーブルが必要になる場合があります。
データ更新機能

彗星、小惑星、超新星等は新たに発見され続けており、常に増え続けています。また、人工衛星は軌道修正により軌道要素が変化することがあります。これらの情報はネットワークを利用して更新することができ、最新の状態でシミュレーションを行うことができます。


他にも天体事典やプラネタリウム番組などの多彩な機能を搭載しています。
主な仕様 | ||||
最低動作環境 | 推奨動作環境 | |||
対応OS | Windows 7/8.1/10 32bit及び64bit環境 | Windows 7/8.1/10 64bit環境 | ||
CPU | Intel Core i3相当以上 | Intel Core i5相当以上 | ||
グラフィック | DirectX 9.0c以上に対応するもの | DirectX 9.0c以上に対応するもの | ||
ディスプレイ解像度 | 1280×768ドット以上 | 1680×1050ドット以上 | ||
メモリ | 1GB以上の空きメモリ | 4GB以上の空きメモリ | ||
ハードディスク | 10GB以上の空き容量 | 20GB以上の空き容量 | ||
対応望遠鏡 | ||||
ASCOM | ASCOMに対応した望遠鏡 ※望遠鏡制御でASCOMを使うためには、ASCOMプラットフォームと お使いの望遠鏡用のASCOMドライバの2つをあらかじめPCに インストールしておく必要があります。 |
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iOptron |
CEM60/60-EC CubePro iEQ30/45/45-AZ iEQ30 Pro/45 Pro MiniTowerII/Pro SmartEQ Pro ZEQ25GT AZ Mount Pro(※Wi-Fi制御を除く) |
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SHOWA | ATLAS/ATLASTAR |
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Sky-Watcher |
DOB GOTO8/10/12/14/16 EQ3/5/8 GOTO EQ6-R マルチファンクション GOTO EQM-35 Pro SynScan Wi-Fi アダプター |
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ケンコー・トキナー |
Sky Explorer Sky Explorer II Sky Explorer AZEQ6GT Sky Explorer EQ6PRO Sky Explorer SE-GT |
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セレストロン |
Advanced GT/VX CPC CGEM/CGEM II CGX/CGX-L CGE Pro NexStar 5/8 NexStar 5i/8i NexStar GT/GTR NexStar SE ※NexStar GT-SEは「NexStar GT/GTR」を選ぶと接続できます |
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タカハシ |
Temma Temma2/2 Jr. Temma2M TemmaPC/PC Jr. Temma2Z FG-Temma2Z ※USDII、USD-3には対応していません |
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ノブオ電子 | Pyxis |
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パルステック | アストロスケール(自動導入はできません) |
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ビクセン |
スカイセンサー3D スカイセンサー2000PC STAR BOOK STAR BOOK-TypeS STAR BOOK TEN |
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PENTAX |
IC-55i |
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ミード |
DS-2000 ETX LS LT LX80 LX90 LX200 LX200ACF LX200GPS LX600 LX850 |
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ユーハン工業 (サンレイテクノロジー) |
SR20 |
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対応GPS | ||||
PC内蔵GPS ・Windowsから利用可能な内蔵GPS NMEA-0183 プロトコルに対応する機種 ・NMEA-0183規格準拠のセンテンスが出力されること ・RS-232CによるPCへの接続が可能であること ・USB接続の場合はドライバによりCOMポートとして認識されること GARMIN プロトコルに対応する機種 ・USBでPCへの接続が可能であること ※RS-232C接続には未対応\ |
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極軸望遠鏡設定ツール対応望遠鏡 | ||||
ビクセン ・旧アトラクス タカハシ ・90S ・旧P-2(87年製まで)/P-2Z ・JP/旧NJP/NJP ・EM-1/EM-100/EM-10/EM-11 |