※次回入荷は未定です。(4/9)
高い精度と簡単な操作性を持ち、PCを用いなくても制御が可能なオートガイダーです。高感度・高精細な撮像素子を搭載し、1/50ピクセル単位まで解析可能なアルゴリズムを採用することで撮影鏡筒の焦点距離がガイド鏡の焦点距離よりも大幅に長い場合でも対応できる優れた精度を実現しました。小型のガイド鏡でも使用でき、コンパクトなガイドシステムを構築できます。PCと接続して使用することも可能です。
電力はUSB mini-B接続のDC5Vで供給します。約1.2Wの低消費電力を実現し、長時間の撮影時でも安心して運用できます。電源は付属しません。USB電源持つバッテリー等を別途ご用意ください。市販のモバイルバッテリー等でも動作可能な場合がありますが、消費電力が小さいためモバイルバッテリーによっては使用中に自動で電源が切断される可能性があります。ご注意ください。
オートガイドの端子は一般的に使用されているST-4互換(SSAG・RJ-12端子)を採用しています。多くの赤道儀が付属のケーブルで接続可能です。赤道儀によっては別売のケーブルが必要になります。
主な機能
ワンプッシュオートガイド
初期設定とガイド鏡のピント合わせが完了している状態で、操作画面上の「Start Guiding」を選択するだけでガイド星の探索からオートガイド開始までを自動で実行します。
マルチスターガイド
視野内最大100個の星を使用してオートガイドを行います。状況を監視しながら最適な補正値を選択し、気流の状態等による悪影響を減らすことで正確なガイドを行います。
カメラコントロール
別売のM-GEN専用カメラコントロールケーブルでデジタル一眼カメラと接続を行うことでカメラのシャッターを制御することができます。
ディザリング
固定ノイズの低減に効果を発揮する撮影方法です。同じ対象を複数枚連続して撮影する際に露光の合間に赤道儀を僅かに動かして撮影を行います。これにより各画像で鏡筒の向いている方向が少し異なる状態になり、恒星位置を基準としたコンポジットを行うことで固定ノイズが平均化され目立たなくなります。別売のM-GEN専用カメラコントロールケーブルが必要です。
ドリフトアライメント(Scheiner法)
恒星時追尾状態で恒星の位置が移動する状態から極軸のズレを修正するための機能です。正確な極軸合わせが短時間でできるようになります。
カメラヘッドとガイド鏡の接続
付属のアダクターを組み合わせることで3種類の接続が可能です。
1.25インチスリーブを使用:31.7差し込み(バックフォーカス約3.5mm)
T2マウント用アダプターを使用:M42P0.75ねじ込み(バックフォーカス約9mm)
1.25インチスリーブとT2マウント用アダプターを使用:M42P0.75ねじ込み(バックフォーカス約26mm)
主な仕様 | ||
コントローラー | ||
CPU | 64MB RAMを備えた32ビットCPU | |
ディスプレイ | 大型カラーLCDディスプレイ(6段階のバックライトコントロールボタン付) | |
インターフェース | USB2.0 A(カメラヘッド接続用) USB2.0 mini-B(5.5V電源もしくはPC接続用) |
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メモリスロット | MicroSDカードスロット | |
オートガイド端子 | ST-4互換(SSAG・RJ-12端子) | |
カメラ端子(レリーズ端子) | φ2.5?三極ステレオミニジャック | |
AUX端子 | I/O通信ポート(現時点では未使用) | |
時計機能 | バックアップ電源付き時計機能内蔵 | |
カメラ | ||
センサーサイズ | 4.8×3.6mm(1/3インチサイズCCD) | |
ピクセルサイズ | 3.75μmx3.75μm | |
有効画素数 | 1288×960ピクセル(約120万画素) | |
量子効率 | 約80%(570nm付近) | |
リードノイズ | 4e-(ゲインマックスにおいて) | |
カメラヘッド重量 | 40g(アダプターを除く) | |
セット内容 | MGEN-3ハンドボックス、MGEN-3カメラヘッド、T2マウント用アダプター、 1.25インチスリーブ、USBケーブル×2、ST-4互換オートガイドケーブル、 4GB MicroSDカード(ハンドボックスに取り付け済み) |