納期予定:11月下旬
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フィルム時代には明るい撮影用鏡筒として定評がありましたシュミットカメラの志を受け継ぎ、デジタル時代に適応する進化を遂げたアストログラフです。口径203mm、焦点距離400mm、F2.0の反射式望遠鏡で、極めて明るい光学系を実現しています。明るさを活かした淡く暗い星雲などの撮影時に優れた特性を発揮します。
ニュートン式などとは異なり主焦点位置にカメラを取り付ける構造で、シュミット補正板と4枚構成の補正レンズを用いて各収差を補正する設計となっています。補正レンズには低分散ガラスを採用し、鮮鋭な像を実現しました。390~800nmの広範囲の波長で撮影できるため一般的な鏡筒とは趣の異なる画像を得ることも可能です。
ボールベアリングを採用したピント調整ノブ「Ultra-Stable Focus System」を装備しており、従来機と比べミラーシフトが大幅に低減されています。また、DC12V駆動の静音排気ファンを搭載し、短時間での温度順応、筒内気流の低減に効果を発揮します。
主焦点での撮影になるため開口部をあまり遮らないような小型のカメラを取り付けるように想定されています。カラー天体CMOSカメラや小型CCDカメラ、一部の小型ミラーレス一眼カメラが取付可能です。イメージサークルはφ22mmが確保されています。多くのミラーレスカメラで使用されているAPS-Cサイズのセンサー(対角32mm)までなら良好な像での撮影を行うことができます。小型ミラーレス一眼カメラの取り付けには別売のカメラアダプターが必要になります。対応マウントはキヤノンMマウント、ソニーEマウントとなります。対応するカメラをお使いの際は適合するものをお求めください。
注:29mmを超えるバックフォーカスを持つカメラ及びデジタル一眼レフカメラは、バックフォーカスが長くセンサーを適切な場所に配置できないため使用できません。ミラーレス一眼カメラのグリップ形状によっては取り付けできない場合があります。ご了承ください。
鏡筒には幅広のアリガタ金具が付属しています。対応する架台にしっかりと固定させることができ、安定した撮影が可能です。架台等は付属しません。
眼視観測不可。
主な仕様 | ||
有効径 | 203mm | |
焦点距離 | 400mm | |
口径比 | 1:2.0 | |
分解能 | 0.57秒 | |
極限等級 | 13.3等 | |
集光力 | 841倍 | |
イメージサークル | φ22mm | |
全長 | 628mm | |
質量 | 約7.7kg | |
ファインダー | なし | |
焦点調節方式 | 主鏡移動式 | |
アリガタ金具 | 専用CGEアリガタレール(ロスマンディ互換) | |
付属品 | 42mmカメラアダプター、Cマウントカメラアダプター、ファン用バッテリーパック |