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ZWO AM5は波動歯車装置を採用した高精度ながら小型で軽量な赤道儀です。本体重量が約5.5kg、TC40カーボン三脚が2.3kgの軽量設計なことに加え、比較的軽量な鏡筒であればバランスウエイトを取り付けなくても使用できるため運搬や組み立ての際の負担を大幅に軽減できます。AM3より一回り大きく、搭載重量はバランスウエイト併用で最大20kg、バランスウエイトを併用しなくても13kgまで搭載可能です。赤道儀本体のみでの販売と、TC40カーボン三脚とのセット販売を行っております。ご希望に合わせてお選びください。ご使用の際はDC12V、3A程度以上の電流に対応できる電源が別途必要になります。DC12V出力の端子を使用する場合は十分な容量の電源をご用意ください。
波動歯車装置採用
本体構造は波動歯車装置とシンクロベルトを採用した構造に最適化され、安定性が高くより正確な制御と300:1の減速比を実現しています。天体写真向けに開発された特殊な波動歯車装置を使用しており、非常に低い周期誤差と高いトルクを実現しています。工場出荷前に各個体ごとにPEカーブが測定され、記録された資料が付属します。
搭載重量
小型の架台ながら強度に優れ、最大の搭載重量は極軸中心から鏡筒中心までの長さが20cmまでの範囲で20kgまで搭載可能です。バランスウエイト(別売)は極軸中心からバランスシャフト(別売)先端までの長さが25cmまでの範囲で5kg以下のものが使用できます。バランスウエイトは軸径20mm用のものが使用できます。搭載物が13kg以下であればバランスウエイトは取り付けなくても使用可能です。
極軸傾斜角
極軸の傾斜角を0°~90°まで変更できます。90°まで上げることで経緯台としても使用できます。
スマートフォンなどから遠隔操作可能
iOS/iPadOS(11.0以降)、Android(8.0以上)の端末からWi-Fiによる無線操作で制御することができます。制御するソフトウェア「ASI Mount」はApp StoreやGoogle Playから無料でダウンロードできますので対応する端末をご用意いただきご用意ください。USBケーブルを用い有線でPCと接続することもできます。付属のハンドコントローラから各軸の操作を行うことも可能です。
鏡筒取り付け部
鏡筒を取り付ける規格はビクセン規格とロスマンディ規格のアリガタ金具に対応しています。
ASIAIRからの制御にも対応
ASIAIR(別売)を併用することでASIのCMOSカメラ等との連携ができ、スマートフォンなどから一括制御することができます。
主な仕様
架台の種類:ドイツ赤道儀(経緯台としても使用可)
ドライブ:波動歯車装置+シンクロベルト
周期誤差:<±20"
PE持続時間:432秒
搭載重量:バランスウエイトなし:13kg以下、バランスウエイト併用時:20kg以下
架台重量:約5.5kg(アリミゾ金具含む)
アリミゾ規格:ビクセン規格、ロスマンディ規格兼用
駆動速度:0.5×、1×、2×、4×、8×、20×、60×、720×、1,440×(対恒星時)
電源:DC12V。待機時0.4A、恒星時駆動時0.6A、両軸高速駆動時1.7A
入力電源端子:外径5.5mm/内径2.1mm/中プラスのDCジャック
出力電源端子:外径5.5mm/内径2.1mm/中プラスのDCジャック ※3A以下まで
オートガイド端子:ST-4互換モジュラージャック
通信ポート:USB、Wi-Fi
付属品:ケース、USBケーブル(2m)、ピリオディックエラーレポート、クイックガイド、ハンドコントローラ、ハンドコントローラケーブル(2m)、六角レンチ(6mm)、六角レンチ(4mm)
※極軸望遠鏡、各軸のクランプ、手動による微動機構は装備されていません。搭載重量の上限を超えて搭載させないようにしてください。以前生産されたAM5ではファインダーシューを固定するM4×8mmのネジをファインダーシューを取り付けない状態で赤緯体側面のサイドパネルに奥までねじ込まないようにしてください。奥までねじ込んだ場合内部のケーブルを圧迫し破損する可能性があります。この問題は現在生産されているAM5では改善されています。ファインダーシューをサイドパネルに取り付け、おこにASISIRを取り付けた場合はアンテナの破損やケーブルに強い負荷がかかる可能性があります。ASISIRを取り付ける際はファインダーシューをアリミゾ金具側に付け直してからそちらに取り付けてください。