※鏡筒本体とファインダーの対物・接眼キャップが付属します。
小型・軽量ながらも優れた光学性能を持つ2枚玉フローライト鏡筒です。気軽に持ち出しての観望や、比較的広い写野を撮影したい場合などで幅広く対応できる屈折望遠鏡です。対物レンズに採用されているフローライト(蛍石)は色収差が非常に少なく、鮮鋭な像を結ぶことができます。また、広い透過波長域を持ち、透過率が高く、マルチコートも施されているので豊富な実効光量を持ちます。
像面を平坦化させる FC/FSマルチフラットナー1.04× 、焦点距離を短縮し像を明るくする レデューサーC0.72× 、焦点距離を延長する エクステンダーCQ1.7× やエクステンダーC2× (生産終了)などの豊富なアクセサリーをご用意しておりますので、様々な用途に活用できます。
FC-76DC対物ユニット をご購入いただき、対物レンズ部を入れ替えていただくことで FC-76DCU鏡筒 と同等の状態にすることもできます。もう少し大きな口径が欲しい際にはグレードアップが可能です。
旧機種のFS-60Cとの相違点
画像クリックで拡大
画像上がFS-60C、下がFS-60CBです。 レデューサー 、 フラットナー 、直接焦点全てのシステムでのピント位置等を再考し、鏡筒長、絞り、アダプターを設計し直しています。鏡筒部分が18mm短くなり、接眼部に延長筒を追加して全長を合わせている状態となります。FS-60CからFS-60CBと同等の状態に組み替える 部品セット も販売しております。
f/5.9で355mmの短い焦点距離、色ハローの少ない星像という特長を生かして CMOSカメラ を使っての電視観望にもお勧めです。中心から直径15mm程度の範囲では直焦点でも星像が良好なので、この範囲に収まるような小型CMOSカメラを使った電視観望では画面の周辺までシャープな星像が得られます。
画像クリックで拡大
※FS-60CBのスポットダイアグラムと球面収差図
※FS-60CB + 天頂プリズム31.7MC の球面収差図
※FS-60CB + レデューサーC0.72× のスポットダイアグラム
天体写真作例は こちら
※FS-60CB + FC/FSマルチフラットナー1.04× のスポットダイアグラム
天体写真作例は こちら
※FS-60CB + エクステンダーCQ1.7× のスポットダイアグラム
天体写真作例は こちら
主な仕様 | ||
形式 | フローライトアポクロマート | |
有効口径 | 60mm | |
焦点距離 | 355mm | |
口径比 | 1:5.9 | |
分解能 | 1.93" | |
極限等級 | 10.7等 | |
集光力 | 73倍 | |
鏡筒径 | 80mm | |
全長 | 413mm | |
質量 | 総質量:約1.3kg(ファインダー含む) | |
対物フード外径 | 80mm | |
ドロチューブストローク | 30mm | |
メタルバック(*) | 162mm | |
付属品 | 6倍30mmファインダー、ファインダー脚、工具 |
システムチャート
写真/眼視 FC/FSマルチフラットナー1.04×
写真/眼視
エクステンダーCQ1.7×
エクステンダーQ1.6×
エクステンダーC2X(生産終了)