※鏡筒本体とファインダーの対物・接眼キャップが付属します。
FC-100D鏡筒はフローライトレンズを後玉に配した二枚玉アポクロマート屈折式望遠鏡です。前玉には現代のエコガラスが採用されています。焦点距離は前モデルよりも60mm短い740mm(F7.4)となり少し明るくなりました。焦点距離は短くなりましたが眼視性能は同等の性能を維持していて、青ハローは前モデルよりもやや少なくなっています。質量もほぼ半分で取り回しやすくなっています。より身近に口径100mmのアポクロマート望遠鏡の魅力を堪能していただけるような、軽量・コンパクトで眼視観測に適した設計の鏡筒としてお使いいただけます。6倍30mmファインダーが付属します。
FC-100D鏡筒は2種類をご用意しています。2インチサイズアクセサリー対応のFC-100DF鏡筒と、31.7mmサイズアクセサリー対応のFC-100DC鏡筒です。どちらも光学系は同一のものです。このページで紹介している鏡筒はFC-100DC鏡筒です。FC-100DC鏡筒はFC-100DF鏡筒よりも小型の接眼体が採用されており、軽量化が図られています。
星野撮影用として使用する際等には別売の像の平坦化を行うフラットナーレンズや焦点距離を短くし像を明るくできるレデューサーレンズ、焦点距離を長くするエクステンダーレンズが利用できます。フラットナーレンズはFC/FSマルチフラットナー1.04×が使用可能で、イメージサークルφ44mmの周辺までほぼ点像の写野が得られます。FC-100D用レデューサーレンズは2種類販売されていますが、FC-100DF鏡筒とFC-100DC鏡筒では取り付けられるレデューサーレンズが異なっています。FC-100DF鏡筒はどちらも使用可能ですが、FC-100DC鏡筒ではフルサイズ対応のFC-35レデューサー0.66×は使用できず、APS-Cフォーマット対応の76Dレデューサーのみが使用できます。エクステンダーレンズはエクステンダーQ1.6×、エクステンダーC2×(生産終了)の2種類が使用できます。
DF鏡筒とDC鏡筒の外観の違い
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画像上 DF鏡筒:接眼部2インチ対応
画像下 DC鏡筒:接眼部31.7mm対応
※FC-100DCのスポットダイアグラム
※FC-100DC + 76Dレデューサーのスポットダイアグラム
天体写真作例は こちら
※FC-100DC + FC/FSマルチフラットナー1.04×のスポットダイアグラム
天体写真作例は こちら
主な仕様 | ||
形式 | フローライトアポクロマート | |
有効口径 | 100mm | |
焦点距離 | 740mm | |
口径比 | 1:7.4 | |
分解能 | 1.16" | |
極限等級 | 11.8等 | |
集光力 | 204倍 | |
鏡筒径 | 95mm | |
全長 | 815mm | |
質量 | 2.8kg(ファインダー含まず) | |
対物フード外径 | 124mm | |
ドロチューブストローク | 30mm | |
メタルバック(*) | 161mm | |
付属品 | 工具 | |
備考 | 6倍30mmファインダー付属 |
システムチャート
写真/眼視 FC/FSマルチフラットナー1.04×
写真/眼視
エクステンダーQ1.6×
エクステンダーC2×(生産終了)