【対応機種】
FC-76DC, FC-76DCU, FC-76DS, FC-76DP
【取付方法】
ここではFC-76DCUを例にご紹介します。その他の鏡筒も同様です。本リングの着脱は鏡筒対物レンズのすぐ近くで行いますので、対物レンズに各種リングをぶつけないようにご注意ください。






本リングは鏡筒の有効口径を60mmに絞ります。FC-76Dシリーズに対して使用すると像面に届く光量は低下しますが、一方で写野中央に対する周辺光量が増大します。以下のテスト結果では対物絞り環Φ60を使用しない場合と比較して、周辺星像に生じやすい不均一な回折光条が抑制されています。
一部の鏡筒では有効口径を絞ることで対物レンズの色収差が抑制され、撮影結果の色ハローが低減する場合もあります。
※眼視用としては、口径を絞ると却って色収差が目立つケースもあります。
本リングはΦ60mmの絞り部分よりも前方(入射方向側)に62mmフィルターネジを設けております。日食撮影時などに対物レンズ前方へ減光フィルターをねじ込んで取り付けられます。
※一般にフィルターはカメラから近い位置に挿入したほうが結像性能への影響が少ないので、夜間の天体写真撮影に使用するフィルターは可能な限り鏡筒とカメラの間に使用することを推奨いたします。