Sky-Watcher SYNLINK(シンリンク)は、スマートフォン・タブレット・PCから天体撮影機材をまとめて制御できるスマート天体撮影コントローラーです。
赤道儀や撮像カメラ、ガイドカメラ、電動フォーカサーなどをSYNLINKに接続すれば、Wi-Fiで接続した端末の専用アプリから、極軸合わせ・ピント合わせ・自動導入・オートガイド・撮影までを一括して操作できます。
Sky-Watcher製品だけでなく、タカハシ、ビクセン、ZWO、QHY、Player Oneなど、さまざまなメーカーの機材に対応していることも大きな特長です。
複数のソフトウェアを組み合わせる手間を減らし、天体撮影を始めたばかりの方から、複雑な撮影システムを構築したい方まで幅広くお使いいただけます。
| さまざまなメーカーに対応 | タカハシ、ビクセン、Sky-Watcher、ZWOなどの赤道儀や、各社の天体用カメラ・周辺機器を組み合わせて使用できます。 |
|---|---|
| スマホ・PCから一括操作 | iOS・Android・Windows・macOSに対応。専用アプリから撮影機材をまとめて制御できます。 |
| 極軸合わせ・自動導入 | 北極星が見えない場所での極軸合わせや、プレートソルブを利用した自動導入・自動センタリングに対応します。 |
| オートガイド・自動撮影 | マルチスターガイドやオートフォーカス、ディザリング、子午線反転などを組み込んだ自動撮影が可能です。 |
| USB・電源を集約 | USB端子7個、DC12V出力4個、ヒーター専用出力2個を搭載。撮影機材の接続と電源分配を1台にまとめられます。 |
| 64GBストレージ内蔵 | 撮影画像を本体に保存できます。USB3.0接続の外部ストレージにも対応しています。 |
SYNLINKは、メーカーを限定せずに使用できる高い汎用性が特長です。
赤道儀はSky-Watcher、Celestron、ZWO、iOptron、タカハシ、ビクセンなどの主要メーカーに対応。撮像カメラはZWO、QHY、Player One、ToupTekなどの天体用カメラのほか、Canon、Nikon、Sony、Fujifilmの主要な一眼レフ・ミラーレスカメラにも対応しています。
電動フォーカサー、フィルターホイール、ローテーター、フラットパネルなども、対応する各社製品を組み合わせて制御できます。
対応機材の詳細はページ下部の一覧をご確認ください。
SYNLINKには、USB3.0端子4個、USB2.0端子2個、USB Type-C端子1個の合計7個のUSB端子を搭載しています。
さらに、DC12V出力4個(合計最大10A)とヒーター専用出力2個を備えており、冷却カメラや赤道儀などの機材への給電もまとめて行えます。
DC12V入力は2個装備され、内部で並列接続されています。消費電力の大きな撮影システムでは、2系統の電源から給電することも可能です。
ヒーター専用出力は専用アプリから無段階で調整でき、結露対策にも対応します。
SYNLINKの極軸合わせ機能は、カメラで撮影した任意の方向の星空から極軸のずれを算出する方式を採用しています。
北極星が見えないベランダなど、視界の限られた場所でも精密な極軸合わせを行うことができます。
また、音声読み上げ機能を搭載しており、スマートフォンなどの画面を注視せずに、赤道儀の高度・方位調整ノブを操作できます。
プレートソルブによる自動導入(GOTO)と自動センタリングに対応。撮影した星空から望遠鏡の向きを解析し、目標天体を撮影画面内に導入できます。
オートガイドはマルチスターガイドに対応し、長時間露出撮影をサポートします。
オートフォーカスには3種類のアルゴリズムを搭載。さらに、フィルターごとのピント位置のずれや、フォーカサーのバックラッシュを自動で測定・補正する機能も備えています。
撮影シーケンサーには、初心者にも扱いやすい「EASYモード」と、より詳細な自動化が可能な「PROモード」が用意されています。
EASYモードでは、天体カタログや星図から撮影対象を選び、露出時間や撮影枚数を設定することで撮影プランを作成できます。
複数天体の連続撮影、モザイク撮影、ダーク・フラットなどのキャリブレーションフレーム撮影にも対応しています。
オートフォーカス、ディザリング、子午線反転、撮影終了後の赤道儀のパークや冷却カメラの昇温まで自動化でき、一晩の撮影を無人で進めることも可能です。
PROモードでは、各機材の動作を命令単位で組み合わせ、自分専用の自動化フローを構築できます。
撮影開始時刻の指定、繰り返し動作、エラー発生時の継続・停止・復帰処理なども設定可能です。
プリセットテンプレートを利用できるほか、数日先の撮影セッションをスケジュールすることもできます。
撮影手順を細かく管理したい方や、撮影システムの自動化を進めたい方にもおすすめです。
SYNLINKはライブスタック機能にも対応しています。
専用アプリでは、プレビュー、シーケンサー、ライブ、動画の各モードを切り替えることができ、月・惑星の撮影から星雲・銀河などのディープスカイ撮影、電視観望まで幅広く対応します。
スマート望遠鏡からステップアップしたい方や、これから冷却CMOSカメラを使用した天体写真撮影に挑戦したい方にもおすすめです。
専用アプリはiOS、Android、Windows、macOSに対応しています。
異なる端末でも共通の操作画面と機能を利用できるため、撮影現場ではスマートフォンやタブレット、自宅では大きな画面のPCというように、場面に応じて使い分けられます。
Wi-Fiは2.4GHzと5GHzに対応。ステーションモードを利用して自宅のWi-Fiルーターに接続することで、室内からの撮影制御やリモート観測所での運用にも対応します。
また、USBイーサネットアダプターを使用した有線LAN接続も可能です。
専用アプリには、各種機器のシミュレーターが内蔵されています。
実際の撮影機材を接続しなくても、自宅で極軸合わせやオートガイドなどの操作を練習できます。
撮影現場で初めて操作する前に、アプリの使い方を確認できる便利な機能です。
| 商品名 | Sky-Watcher SYNLINK |
|---|---|
| 対応OS | iOS、Android、Windows、macOS |
| 内蔵ストレージ | 64GB eMMC |
| Wi-Fi | 2.4GHz / 5GHz(日本国内の屋外では2.4GHzのみ) |
| 技適番号 | R 201-210969 |
| USB端子 |
USB3.0×4 USB2.0×2 USB2.0 Type-C×1 |
| DC出力 | 12V×4(1口あたり最大5A、合計10A) |
| DC入力 |
12V×2(DC5.5×2.1mm センタープラス、内部並列接続) 1口5Aまで、合計10A |
| ヒーター出力 | 専用出力×2(アプリから無段階調整可能) |
| マウントポート | RJ12シリアルポート×1(Sky-Watcherマウント用) |
| 外形寸法 | 109×68×27mm(突起部除く) |
| 質量 | 約250g(アリガタ含まず) |
| 付属品 |
アリガタ取付キット Wi-Fiアンテナ RJ12シリアルケーブル DC電源ケーブル×4 取扱説明書 |
以下はメーカーが公表している対応機材の一覧です。ご使用予定の機器については、機種やファームウェアによる対応状況にもご注意ください。
| 対応マウント | Sky-Watcher、Celestron、ZWO、iOptron、タカハシ、ビクセン、Explore Scientific、Losmandy、Rainbow、LX200ベースのマウント(10Micron、Astro-Physics、Avalon、EmCan、Losmandy Gemini、Meade、OnStep、PegasusAstro、TeenAstroなど) |
|---|---|
| 天体用カメラ・ガイドカメラ | ZWO、QHY、Player One、ToupTek、Bresser、EHD、Levenhuk、MallinCam、QSI、StarShootG、SVBONY、Altair、Meade DSI、FLI、MI、OGMA、OmegonPro |
| 一眼レフ・ミラーレスカメラ | Canon、Nikon、Sony、Fujifilmの主要モデル |
| 電動フォーカサー | Astroasis、Baader Planetarium(SteelDrive)、Celestron、Deep Sky Dad、FLI、Lakeside Astro、MoonLite、Optec、PegasusAstro、QHY、Shoestring、ZWO |
| フィルターホイール | Astroasis、Atik、FLI、MI、Optec、PegasusAstro、Player One、QHY、SX、Trutek、ZWO |
| ローテーター | Optec、PegasusAstro、WandererAstro、ZWO |
| フラットパネル | Artesky、Geoptik、Lacerta、Optec、WandererAstro |
※メーカー公表の対応機材です(2026年10月現在)。すべての機種・機能での動作を保証するものではありません。機種やファームウェアにより、一部の機能がご利用いただけない場合があります。
本製品はDC12V電源で動作する撮影コントローラーです。ご使用になる撮影機材の消費電流と、接続する電源の供給能力をご確認ください。
Sky-Watcher製マウントは付属のRJ12ケーブルで専用マウントポートに直接接続できます。他社製マウントについては、機種に応じた接続方法をご確認ください。
日本国内の屋外で使用できるWi-Fiは2.4GHz帯のみです。5GHz帯は屋外では使用しないでください。
対応メーカーに含まれている場合でも、すべての機種や機能の動作が保証されるわけではありません。お手持ちの赤道儀、カメラ、周辺機器との対応状況をあらかじめご確認ください。



