先日生産終了となりました「7×50ファインダー」の後継となる、『7.5×50ファインダー』が発売されました。新型ファインダーは対物レンズが一新され、ラインアップは『7.5×50ファインダー(白)<KA00555>』、『7.5×50ファインダー(黄)<KA00555Y>』の全2種類となります。『7.5×50ファインダー(黄)<KA00555Y>』につきましては、限定販売となります。
昨今の天体観察環境では自動導入が普及し、ファインダーは以前ほどの広視野が必須ではなくなりつつあります。夜空が明るくなったことでファインダーの倍率は高い方が見やすい場合が多くなりました。こうした背景を鑑み、本製品では対物レンズの焦点距離を従来品よりも長い焦点距離212mm/F4.2として、接眼レンズと組み合わせた全体で7.5倍の設計としました。
対物レンズの焦点距離を長くしたことで、結像性能は従来品と比較して大幅に向上しており、眼視感度の高い500〜600nmの範囲を重点的に補正する光学設計により、ファインダーの対物レンズとしては異例の眼視ストレール比約70%を実現しています。
鏡筒径は旧製品と同じφ53mmなので、鏡筒への取り付けには従来の「7×50ファインダー脚」が引き続きご使用いただけます。また、M8 P=0.75ネジ規格の照明装置にも対応しています。
接眼部を取り外して今後発売予定の「GTマウントアダプター」に交換することで、31.7mm差し込みのガイドカメラや接眼レンズを取り付けることも出来るようになり、ガイド鏡などとしても使用可能です。
※ただし天頂プリズムは併用できません。
なおMewlon210に付属する7.5×50ファインダーは専用仕様のため、対物側の調整やGTマウント アダプターの取り付けは出来ません。
主な仕様 | ||
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形式 | 2枚玉貼合式アクロマート | |
口径 | 50 mm | |
倍率 | 7.5倍 | |
実視界 | 6° | |
鏡筒外径 | φ53mm | |
全長 | 約295mm | |
質量 | 0.4kg |