スタッフのおすすめポイント！

●IMX585センサーは裏面照射型。ピクセルサイズはIMX462と同じですが、センサーサイズは11.13mm×6.26mm（対角線12.86mm）で、面積比が4倍となるので強拡大時の惑星を写野へ導入するのが楽になります。惑星撮影に最適です。

●裏面照射型CMOS構造の利点は、読み出しノイズの低減と感度の向上です。ソニーは特にIMX85センサーにSTARVIS™ 2テクノロジーを採用し、低照度での優れた感度を実現しています。また、可視光および近赤外光領域で高い画質を実現しています。ASI585MMにはHCGモードが組み込まれており、高いゲイン値での読み出しノイズを効果的に低減し、低いゲイン値と同じように広いダイナミックレンジを維持可能です。また、FPSも高く、惑星や月などの高解像度のモノクロ動画撮影や電子観望に適したカメラです。

基本性能

ASI585MMの「HCGモード」では、ゲイン値が252の場合、HCGモードは自動的にオンになります。その際、ダイナミックレンジを12ストップに近づけることができる一方で、読み取りノイズは1.0eと極めて低くなります。



量子効率




ゼロ・アンプグロー

画像周辺部で発生するアンプグローを抑制するゼロ・アンプグロー回路を搭載しています。長時間露光の際でもアンプグローの影響を受けずに撮影ができます。




システムチャート
非冷却カメラシステムチャート(2) をご参照ください。


鏡筒との接続は様々な方法で行えます。カメラに標準付属の部品を使用して31.7mm差し込みで接続する方法や、M42P0.75ネジで接続することができます。キヤノンEFマウント用かニコンFマウント用に限られますが、別売のマウントアダプターを併用することでカメラマウントの取り付けられた鏡筒やカメラ用レンズ(※絞りやピントリングの操作に制限がある場合があります)に取り付けることも可能です。他にも各別売の各種アダプターを併用することで様々な接続方法で撮影ができます。




※USBからの電力供給が不足していると動作しない場合があります。ハブを介して複数のUSB機器を接続する際はご注意ください。保護ガラスにはARコーティングが施されています。可視光だけでなく近赤外線を透過しますので、可視光域での撮影時にはIR/UVカットフィルター等の近赤外線域を遮断するフィルターの併用を推奨いたします。ドライバはZWO社のWEBサイトからダウンロードしてご使用ください。撮影用のソフトウェア等も必要に応じてダウンロードするか、対応する市販ソフトウェアをお求めください。このカメラはPC等から制御する必要があります。カメラ単体では撮影できません。