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Antlia 4.5nm EDGEナローバンド SII・Hα・OIII フィルターの特徴
Antlia 4.5nm EDGEナローバンド SII・Hα・OIII フィルターは、SII・Hα・OIII等の単色のみを透過するナローバンドフィルターで、主にモノクロカメラで特定の波長のみの画像を得たい場合や、HOO・SHO合成等の手法で疑似カラー画像を得たい場合に使用されます。
FWHM半値幅は4.5nmで設計され、不要な波長で5の光学密度(OD)を実現しているため、光害、月光、大気光を強力に遮断し、優れたSNR(信号対雑音比)を向上させます。
従来のブロードバンドナローバンドフィルターは、中心波長(CWL)の大きなシフト(ブルーシフト)により透過率に大きな損失を生じます。しかし、このAntlia 4.5nm EDGEナローバンドフィルターは、中心帯域幅から1nmの範囲内で透過率T>90%を保証しています。これによりF3までのほぼすべてのシステムで発信信号の損失を最小限に抑えながら使用でき、高速光学系の要件を満たしています。
急峻なスペクトルプロファイルにより、明るい星の周りのハローが減少します。また、内部反射を抑えるため単一の基盤を使用しています。さらに、迷光による干渉を最小限に抑えるためにエッジを黒く塗られています。
光害のある場所・暗い場所の両方での天体撮影用に設計されています。
オススメの使い方
・モノクロカメラでの高コントラストなナローバンド撮影
4.5nm という非常に狭い半値幅を活かして、モノクロカメラでSII・Hα・OIII領域をコントラスト高く撮影するのに適しています。Hα・OIIIの2枚で撮影した2種の画像を使用し、RGB合成する「HOO合成」やSII・Hα・OIIIの3枚で撮影した3種の画像をRGB合成する「SHO合成」等で疑似カラー画像を得ることができます。一般的には時間がかかりハードルの高い、「2種・3種のフィルターを入れ替えて行うモノクロカメラでの撮影」ですが、本フィルターはF3までの明るい光学系まで使用できるため、撮影時間を短くすることができます!
・LRGB画像に追加でSII・Hα・OIII領域を強調!
例えば、銀河等を撮影する場合でも、銀河のSII領域を撮影しLRGB画像に合成することでより鮮明にSII領域を強調することができます。このように、一般的には、ナローバンドでの撮影に適さないような天体撮影にも、LRGB画像と組み合わせることでさらに撮影の幅を広げることができます。
使用に際しての注意事項
保証
3年保証(剥離に対して)
注意事項
| 主な仕様 | |
|---|---|
| FWHM | 4.5 nm |
| CWL (中心波長) | SII: 972.4nm Hα: 656.3 nm OIII:500.7 nm |
| ピーク透過率 | 90% |
| ブロッキング | 5OD (@ 300 ~ 1000 nm) |
| フィルター厚 | 2mm±0.05mm |
| 基板 | 光学用基板・単層/非接着基板 |
| 表面品質 | S/D (キズ/凹み) = 60/40 (MIL-O-13830参照) |
| 透過波面 | λ/4以上 |
| 光学系 | F3以上での使用を推奨 |
| 平行度 | 30秒角未満 |
| フィルターリング | 2" (M48×0.75) |




















