μ-250/300鏡筒に取り付けることでμ-250CR/300CR鏡筒と同様の状態にすることができる補正レンズです。中心像のシャープさを維持しながらドールカーカム式鏡筒で顕著に現れる周辺部のコマ収差や像面湾曲を良好に補正します。一般的な補正レンズとは異なり、鏡筒内のバッフルを補正レンズ内蔵型のものに交換する方式となっています。レデューサーやエクステンダーを併用することも可能です。接眼部の部品はキットに付属のものに交換して使用します。カメラ等の接続方法はCR用のものとなりますのでシステムチャートをご確認して使用してください。交換作業は主鏡セルを取り外して行いますので、取扱説明書をよくご確認の上行ってください。上画像はμ-250用。
μ-250/300鏡筒、μ-250CR/300CR鏡筒は生産終了、完売となっています。オートフォーカスなどのCRS鏡筒で追加された機能は追加されません。
スポットダイアグラム(μ-250)
セット内容(μ-250用)
・CRユニット
・M71-M72AD
・50.8アダプター(μ-250C)
・50.8延長筒L
・取扱説明書
ご注意
主鏡セルを取り外す前に予め光軸をしっかりと合わせておいてください。鏡筒の転倒、鏡の破損等の事故のないように細心の注意を払って作業を行ってください。ご自分で行うことが不安な場合は補正レンズの取付、光軸調整を弊社で承ります(有償)。
カメラの接続には別途カメラマウントDX-WRやCA-35(TSA-102)等が別途必要になります。お使いの状況に合わせてお求めください。補正レンズから焦点面までの長さが設計値とは異なる状態で使用した場合は収差補正が最適に行われなくなるため像の悪化を招く場合があります。システムチャートの接続方法に合わせてご使用いただくか、長さが基準値に合うように機器を取り付けて使用してください。補正レンズを組み込む前のμ-250/300鏡筒の状態で使用していた際の接眼部部品は使用できなくなるものがあります。詳しくはシステムチャートを参照してください。
主な仕様
μ-250
μ-250+CRユニット
合成焦点距離 :2,500mm
合成口径比 :1:10
イメージサークル :φ40mm
最周辺部スポットサイズ :18μm
μ-250+CRユニット+レデューサーCR0.73×
合成焦点距離 :1,825mm
合成口径比 :1:7.3
イメージサークル :φ35mm
最周辺部スポットサイズ :15μm
μ-250+CRユニット+エクステンダーCR1.5×
合成焦点距離 :3,780mm
合成口径比 :1:15.1
イメージサークル :φ44mm
最周辺部スポットサイズ :10μm
μ-300
μ-300+CRユニット
合成焦点距離 :2,960mm
合成口径比 :1:9.9
イメージサークル :φ40mm
最周辺部スポットサイズ :15μm
μ-300+CRユニット+レデューサーCR0.73×
合成焦点距離 :2,160mm
合成口径比 :1:7.2
イメージサークル :φ35mm
最周辺部スポットサイズ :10μm
μ-300+CRユニット+エクステンダーCR1.5×
合成焦点距離 :4,475mm
合成口径比 :1:14.9
イメージサークル :φ44mm
最周辺部スポットサイズ :15μm
システムチャート
μ-250CR
写真/眼視
エクステンダーCR1.5×
μ-300CR
写真/眼視
エクステンダーCR1.5×
取扱説明書(μ-250の場合)