
当店で冷却CMOSカメラをお買い上げの方には、この「冷却CMOSカメラデビューを応援!撮影~画像処理かんたんマニュアル」を差し上げております。すでにデジタル一眼レフカメラで天体撮影の経験が多少ある方にレベルを合わせ、冷却CMOSカメラをスムーズに使い始められるように書き上げた冊子です。もちろんご購入後の質問にも出来る限りお答えしますから、スターベース東京なら冷却CMOSカメラを安心してお求めいただけます!
※撮影にはSharpCap4.0(日本語版)を使用して解説していますが、冷却温度やゲインなどの要点は共通していますから、他のキャプチャソフトを使う際の助けにもなると思います。
裏面照射型のフォーサーズサイズカラーCMOSセンサーを搭載した冷却カメラです。撮像素子は「sony IMX294CJK」を採用しています。解像度4144×2822、ピクセルサイズ4.63μmの撮像素子で、1.2eという極低読み出しノイズ性能と高い飽和電荷容量(63.7ke)を実現しています。非常に高い量子効率と広いダイナミックレンジを持つベストセラーモデルです。カラーカメラは簡単にカラー画像が得られるので、時間をかけられない状況や冷却CMOSカメラの入門用としてなどに威力を発揮します。
裏面照射型のCMOS撮像素子は従来の前面照明型では光量損失を招く原因となる金属配線等を基盤背面に配置し、より多くの光を取り込むことができるようになっています。ソニーでは裏面照射型構造に最適化した構造を開発することにより高感度と低ランダムノイズを実現しています。
搭載されているDDR3仕様の256MBバッファメモリにより安定したデータ転送を実現します。また、USB2.0ポート使用時での転送速度が遅い場合に発生するアンプ・グローの問題を最小限に抑えることができます。
採用されているADCは14ビットのもので広い諧調を実現しています。また、低照度特性の向上により暗い対象の撮影に威力を発揮します。解像度よりも感度を優先する使い方に向いたカメラです。
鏡筒との接続は様々な方法で行えます。カメラに標準付属の部品を使用して31.7mm差し込みか2インチ差し込みで接続する方法や、カメラ本体のM42P0.75ネジで接続することができます。キヤノンEFマウント用かニコンFマウント用に限られますが、別売のマウントアダプターを併用することでカメラマウントの取り付けられた鏡筒やカメラ用レンズに取り付けることも可能です。他にも各別売の各種アダプターを併用することで様々な接続方法で撮影ができます。
PCとの接続はUSB3.0で行え、最大解像度時でも16fpsのデータ転送を行えます。USB2.0のハブも備えており、フィルターホイール等の接続が行なえます。冷却機構は二段ペルチェ式で、外気温より35℃~40℃下げることができます。電力供給を常時行うため十分な容量を持つDC12Vの外部電源が必要です。電源、電源ケーブルは付属しませんので必要に応じてお求めください。カメラの電源端子は外径5.5mm、内径2.1mmの中プラスのジャックが装備されています。電流が最大3A必要なためバッテリーの場合は十分な放電容量のあるものをご用意ください。ACアダプターを使用する場合は5A程度の電流容量のものを推奨いたします。
ドライバ等のソフトウェアは更新されている場合がありますので、ZWO社WEBサイトより最新版をダウンロードしてお使いください。※ PC・タブレットによる閲覧では、システムチャート上の赤点線で囲われた商品にカーソルを合わせると商品ページに移動する仕様となっております。
主な仕様 | ||
センサー | SONY IMX294 CMOS カラー | |
解像度 | 4,144X2,822 | |
ピクセルサイズ | 4.63μm | |
A/Dコンバータ | 14bit | |
露出時間 | 32μ秒~2,000秒 | |
撮影領域の選択 | 可能 | |
接続規格 | USB3.0 Type-B | |
鏡筒との接続 | M42P0.75ねじ込み、31.7差し込み、50.8差し込み | |
大きさ | 最大外径78mm | |
質量 | 約410g(レンズを含まず) | |
付属品 | カメラケース、 T2-T2延長筒、T2-M48延長筒、T2-31.7AD、 T2-M48変換リング、T2→31.7フィルターアダプター、USB3.0ケーブル、USB2.0ケーブル×2、スペーサーリング×2 |