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修理依頼品発送および修理品に係る注意事項
このページではタカハシ製品の修理/メンテナンス依頼品を当店へお送りいただく際の注意事項をご案内いたします。ご一読いただけますようお願い申し上げます。
修理依頼品発送の注意事項
修理に関する注意事項
修理依頼品発送の注意事項
リング構成やサードパーティー製モーターを組み込んだ赤道儀等、部分的に他の製品に交換してある場合は製品標準出荷状態に戻してからお送りください。特に天体望遠鏡は、可能な限り接眼部のキャップも取り付けてください。改造品は修理ができない場合があります。またレンズが分解されたままの状態ではお受けできない場合があります。ご自身で分解された製品の修理をご希望の場合は、事前にその旨をご相談ください。
鏡筒バンドやファインダー、バランスウェイトや三脚、アリミゾ金具など、取り外しが可能で修理不要の部品は取り外してからお送りください。
~鏡筒構成例~
~赤道儀構成例~
安全輸送の観点から、反射望遠鏡の再メッキのみをご依頼の場合でも、鏡筒に組み込まれたままの状態でお預けください。鏡のみ、あるいは鏡 + セルのみで輸送しますと、鏡が損傷する可能性が高まります。
修理完了品はお客様へ安全にお届けするため、タカハシ規定の梱包(段ボール箱)をしてご返送いたします。お客様からお預かりした木箱やアルミケース等による梱包は行いません。お預かりしたケースを返送する場合、修理品とは別梱包として返却しますので、それに掛かる送料が加算されます。梱包資材として返却が必要なタオル等を使用する場合も同様です。予めご了承ください。
お客様から当店へお送りいただく際の安全輸送の観点からも、木箱、アルミケース、衣装ケースなどのプラスチックケースに入れての発送は出来る限り行わないでください。これらは収納・保管には適していますが、発送に使用した場合は外観が損傷したり、輸送中に箱が破損し修理品が損傷する可能性があります。ケースが輸送中に破損した場合の補償はお客様と運送会社の間で解決していただく形になりますので予めご了承ください。
~梱包素材例~
修理品によっては緩衝材に圧迫された際に損傷する可能性がある部位を持つものがあります。Mewlon の副鏡や赤道儀の電源スイッチ、微動ハンドル、クラッチ、天体望遠鏡の合焦ハンドルなどがこれに該当します。この部分を保護するような対策を必ずお願いします。
FS-60CB などの一部の鏡筒ではファインダー脚取付ネジをファインダー脚がない状態で最後まで締め付けるとドロチューブに接触する場合があります。念のため全ての鏡筒で、ファインダー脚を外した際はファインダー脚取付ネジは接眼体に取り付けず、お手元に残してください。
赤道儀は、両軸のクランプは緩めた状態にし、パネル部分やスイッチなどが上側になるようにして梱包してください。微動ハンドルや EM-1 の赤緯クランプ棒などの容易に着脱できる突起物は外して同梱してください。
梱包の際は周囲に十分な余裕がある段ボール箱を使用し、内部で動かないように緩衝材をしっかりと詰めて梱包してください。箱内の辺や角に寄せず緩衝材で包むようにし、箱の底面にも十分な厚さで緩衝材を敷き詰めて、内容物が底面から持ち上げられた状態にしてください。修理品の上側にも緩衝材を詰め、蓋をした際に箱内で安定して保持されるようにしてください。緩衝材は丸めた新聞紙などで構いませんので、隙間ができないように十分な量を詰めてください。
~鏡筒梱包例~
~赤道儀梱包例~
重量のある製品は箱を二重にするとより安全です。その際、外箱と内箱の隙間は丸めた新聞紙などを詰めて下さい。段ボール箱に PP バンド等を巻いて発送していただけますと、箱が崩れにくく安心です。
梱包箱には「取扱注意」や「われもの注意」などのシールを貼り、送り状の品名欄には「精密機器」や「天体望遠鏡」などの荷扱いに注意を促すような記入をお願いします。梱包向きのまま輸送されるよう、「この面を上に」のシールも併用してください。
生産終了品の部品保有数には限りがあります。万一輸送事故等によって修理依頼品が破損してしまいますと、その代替品を用意する手立てが無い場合もございます。その場合の補償は運送会社等との間で解決することになります。
発送用の段ボール箱を販売できる可能性があります。ご希望の場合は製品型式名称とともにご相談ください。
修理に関する注意事項
旧製品の鏡筒ではレンズに曇りが生じている場合があります。お預かりした個体に対しては手を尽くしますが、白濁が完全に解消できることは稀で、限定的にしか改善できないか、ほとんど見た目が変わらない場合も多くございます。修理料金(この場合は技術料)は結果の如何に関わらず発生し、レンズがきれいにならなかった場合でも減じることは出来ません。予めご了承ください。
製品にステッカーが貼られていたり、赤道儀の高度調整部や鏡筒のドロチューブなどにペンで目印を付けてある部分は、出来る限りそのままにしますが、作業の工程上やむを得ず触れてしまうことがあります。ステッカーは色落ちしたり剥がれる可能性があります。ペンで書いた箇所は洗浄時に消える可能性があります。予めご了承ください。
- 2024.03.27
- 18:31
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